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男の子は“競争“、女の子は“協調“ 子どもたちの「なりたいものランキング」に現れる日本社会

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 7日、「子供が大人になったらなりたいものランキング」が発表された。

 これは第一生命が全国の幼児から小学生まで合計1100人を対象に毎年行っているもので、男の子のランキングは

 1位 サッカー選手
 2位 学者・博士
 3位 警察官・刑事
 4位 野球選手
 5位 お医者さん・食べ物屋さん
 7位 大工さん
 8位 水泳選手
 9位 電車・バス・車の運転士
 10位 飼育係・ペット屋さん・調教師・パイロット

 となっており、「サッカー選手」が7年連続で1位を獲得した一方、18年間トップ3に入っていた「野球選手」は惜しくも4位に転落。そこに「学者・博士」が2015年の8位から2位へと大きくランクを上げ、トップ3に躍り出た。

 これは昨年のノーベル医学生理学賞受賞の大隈良典さんなど、2014年から続く日本人のノーベル賞受賞が大きく影響しているのではと指摘されている。

 過去には、Jリーグが開幕した1993年に「サッカー選手」が初めて1位を獲得したり、1998年にはNHK朝の連続テレビ小説の主人公が「大工さん」だったことが影響したのか、「大工さん」が1位を獲得した例もある。その年に起こった出来事や社会現象が子ども達の将来の夢に影響を及ぼしているようだ。

 一方、女の子のランキングでは

 1位 食べ物屋さん
 2位 保育園・幼稚園の先生
 3位 学校の先生
 4位 お医者さん・看護士さん
 6位 デザイナー
 7位 飼育係・ペット屋さん・調教師
 8位 美容師さん
 9位 歌手・タレント・芸人
 10位 ダンスの先生・ピアノの先生・薬剤師さん

 という結果で、1位の「食べ物屋さん」は、なんと20年連続1位と不動の人気を誇っている。また、「保育園・幼稚園の先生」「学校の先生」など、上位には根強い人気の職業がランクインし続けている。

■「性別で人生が分離しているということが分かりやすく出た結果」

 アンケートが始まって28年、実は女の子の上位の職業はあまり変わっていないのが特徴だ。

 武蔵大学の田中俊之助教は、このアンケートについて「日本社会は性別で人生が分離しているということが分かりやすく出た結果」とみている。

 例えば同じ「人に教える」という仕事でも、女の子の場合は「保育園・幼稚園の先生」が上位にランクインするなど、人のケアをする仕事を女の子が選び、男の子は社会的な地位や待遇が高いと思われる「学者・博士」を選んでいる。

 田中助教は、背景には「子どもの頃から、男の子は“競争“するように、女の子はみんなと仲良く“協調“するように育てられていることがあるのではないか」と推測。

 このような職業と性別のイメージは「後天的に身に付けられてる」という。例えば、子ども達が経験してきた保育園・幼稚園で働いているのは女性が多いため、女の子たちは自然と「私の役割だ」と内面化するというのだ。日本にきた外国人留学生たちも、日本人が男女別々に行動したりする場面が多いということに驚くのだという。

 田中助教は「日本は男と女の差を強く認識している社会」と指摘する。女の子が戦隊モノのドラマを見たり、男の子がおままごとをして遊ぶと、親が心配することも。しかし、長期的に見れば自分のしたいことをしているだけで、「二つに押し込めようとする圧力の方が問題」と田中助教は話した。
(この記事は社会(AbemaTIMES)から引用させて頂きました)

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